Atlanta Falcons
スキルポジションのタレントレベルはリーグ屈指、勝敗よりも2027年の先発QBを決めたい1年
2026年のAtlantaは、勝敗以上に「次の勝負を誰と始めるか」を決める年になる。HC・OC・ST・編成責任者を入れ替えた一方で、Tua Tagovailoa、Jawaan Taylor、Jahan Dotson、Olamide Zaccheausという主要補強4人の合計は約2,000万ドル未満。一方でBijan Robinson、Drake London、Kyle Pittsというスキルポジションの中核タレントとは契約延長し、QBと次の編成サイクルの方向を見極める姿勢になっている。
デプス上のQB1はTua、QB2はMichael Penix Jr.だが長期的な決定とは見られておらず、Penixの完全復帰の段階で入れ替わる展開は現実的に見られている。一番悪いのは、TuaもPenixも「悪くはないが答えでもない」という展開で8勝前後に終わること。決断を先送りすることになるとこれまでの数年から脱却しづらい。一方でオフェンス自体の明るい材料は新HCのKevin StefanskiがClevelandで大量に使ってきたアウトサイドゾーンとAtlantaのOLの適性、そしてBijan Robinsonの組み合わせだ。
ディフェンスは前年のパスラッシュを再現できるか。チームサック数はリーグ2位まで改善したが、ブリッツ率も37%でリーグ2位、Pressure-to-Sack率が25%(リーグ最高)と上振れしていた傾向もあり、さらにその中心だったJames Pearce Jr.、Jalon Walker、Kaden Elliss、David Onyemataは開幕時点で誰もいないという状態。Pearce Jr.は出場停止、Walkerに至っては開幕前にロースターを外れた。Edge補強に2つの1巡指名権を費やしてから1年で、同じ問題へ戻ってきた形になる。
2025 Team Profile
2025 REG · EPA — League percentile · Higher = Better2025年のFalconsは攻撃20位・守備15位。パス守備は12位でセカンダリーは実際に良く、一方でラン守備は26位だった。チームサック数リーグ2位という数字はブリッツ率2位とプレッシャーのサック変換率リーグ最高で作られており、そのまま持ち越せる種類のものではない。攻撃はラン21位で、ここがStefanskiのアウトサイドゾーンで最も動きやすい。
View Team Stats →What Changed
2025 → 2026Secondary
フロントセブンとは逆に、後ろは前年の強みをかなり残している。Jesse Batesは4年連続で3インターセプト以上、Xavier Wattsはルーキーで5インターセプト、Billy Bowmanもわずか6試合で5プレッシャー・2サック・1インターセプトを残した。AJ Terrellも安定した外側として残り、そこへ2巡で弟のAvieon Terrellが加わる。パス守備12位という数字は本物で、Jeff Ulbrichが前線の不足をDBのプレッシャーで補うなら、この多用途さが守備の生命線になる。
View Team Stats →Pass Rush
2025年のチームサック数はリーグ2位だが、ブリッツ率も37%でリーグ2位、プレッシャーの25%がサックになる変換率はリーグ最高だった。振れやすい数字で作られている。しかもその中心だったJames Pearce Jr.、Jalon Walker、Kaden Elliss、David Onyemataが開幕時点で1人も使えない。開幕のエッジはZa'Darius SmithとSamson Ebukamで、33歳と31歳。ラン守備がEPAで26位のままなら、毎週エクストララッシャーを送る請求はカバー側へ回ってくる。
View Depth Chart →
現在のデプス上はQB2でも、2026年の価値を決めるのはこの選手になる。Bijan、London、Pittsはもう「良い選手か」を確認する段階ではない。Penixだけが、良くても悪くてもAtlantaの2027年以降の選択肢を大きく変える。見るべきはパスヤードやTD数より、プレッシャー下でネガティブプレーを抑えながらLondonへ強気に投げられるかになる。
Player Profile→Stefanskiの存在が目立つが、Reesが開幕から自分の攻撃を持つプレーコーラーとして始めるのは今年が初めてだ。近年のAtlantaはゾーンとショットガンに偏っていた。カウンター、トラップ、プル、モーション、スタック、スクリーン、Bijanのレシーバー起用まで一つの攻撃へまとめられるか。2027年に「QBを替えればこの攻撃へ賭けられる」と思わせるには、Rees自身の評価もかなり重要になる。
Coach Profile→Superstars
NFL Top 100 2026 →- QBKirk Cousins
- LBKaden Elliss
- DEDavid Onyemata
- NBDee Alford
- NTRuke Orhorhoro
- LBLeonard Floyd
- RTElijah Wilkinson
- RBTyler Allgeier
- WRDarnell Mooney
- LBArnold Ebiketie
Upgrade / Downgrade by Position
↑ Upgrade · ↓ DowngradeSchedule
View Game Database →第5〜10週がBAL・CHI・SF・at TB・CIN・KCで、バイも第11週と遅い。新しい攻撃と不安定なパスラッシュを抱えたチームには重い中盤になる。ただし最後の3試合はTB・NO・at CARと全て地区戦で、前半にQBを見極め、中盤を耐えて最後に地区へ戻る形にはなっている。
- Tua Tagovailoa — CCS Pictures. CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons
- Jawaan Taylor — Time2Football. CC BY 3.0 via Wikimedia Commons
- Za'Darius Smith — Erik Drost. CC BY 2.0 via Wikimedia Commons
- Samson Ebukam — Jeffrey Beall. CC BY 4.0 via Wikimedia Commons
- Christian Harris — All-Pro Reels. CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons
- Jahan Dotson — All-Pro Reels from District of Columbia, USA. CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons
- Brian Robinson Jr. — All-Pro Reels. CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons
- Cameron Thomas — Public domain via Wikimedia Commons
- Michael Penix Jr. — Atlanta Falcons. CC BY 3.0 via Wikimedia Commons
- Bijan Robinson — All-Pro Reels. CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
- Drake London — Atlanta Falcons. CC BY 3.0 via Wikimedia Commons
- Kevin Stefanski — Erik Drost. CC BY 2.0 via Wikimedia Commons







