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ARI
State of the 32 — Preview 2026

Arizona Cardinals

アリゾナ・カーディナルス / NFC West
Projected Record
3-14
Division
NFC West 4
Power Ranking
#27
2025 EPA OFF #24 / DEF #25
Tier
REBUILDING
TIER 5 / 5
Outlook

勝ち数ではなく、「2027年にQBを足したくなるロースター」で終われるか

2026年のCardinalsは勝敗以上に、Mike LaFleurを中心とする次の体制が本物かを判定するシーズンになる。HC・OC・STの3枠が新任で、DCのNick Rallisと編成責任者のMonti Ossenfortは続投した。LaFleurRamsRallisの守備と2年間対戦してきた立場で、そのRallisを残したこと自体が守備の設計への一定の信頼を示している。

Kyler MurrayVikingsへ移り、先発QBはJacoby Brissettになる。ただしBrissettはこのShanahan/McVay系統のオフェンスを経験しておらず、3巡のCarson Beckがシーズン中に複数試合を先発しても不思議ではない。2026年のQBの序列は、長期的な序列ではない。

QBを除けば、スキルポジションはQB不在チームとして異例に充実している。全体3位のJeremiyah Love、リーグ最高TE候補のTrey McBrideMichael WilsonMarvin Harrison Jr.、Kendrick Bourne。2025年のCardinalsはスナップ時モーションが20.6%とリーグ最低で、LaFleurのいたRamsは54.7%だった。Harrisonを静止したアウトサイドXでコンテステッドキャッチさせ続けるのではなく、コンデンスからdigとin-breakerを走らせる形へ移せるかは、この2年の使い方が彼の長所を削っていたのかを検証する作業でもある。

問題は日程だ。開幕3試合が@LAC・SEA・@SFで、同地区にはスーパーボウル最有力級が2チーム、49ersもプレーオフ級。DET、DEN、KC、PHI、DALも入る。実力以上に勝敗が悪化しても不思議ではないので、この年は勝ち数では測れない。

2025 Team Profile

2025 REG · EPA — League percentile · Higher = Better
◀ OffenseDefense ▶
TotalPassRunTotalPassRun
Best
Pass Offense #18
Worst
Pass Defense #27
Total Offense-0.02#24
Pass Offense+0.01#18
Run Offense-0.06#26
Total Defense+0.08#25
Pass Defense+0.17#27
Run Defense-0.01#20

2025年のCardinalsは攻撃24位・守備25位、パス守備は27位。adjusted games lostがリーグ最多という負傷シーズンでもあり、OLで17試合先発したのはHjalte Froholdtだけ、DBは5人が長期IRに入った。怪我が広がる前の守備はDVOAで上位10圏にいた時期もある。この数字をそのまま実力と読むより、健康ならどこまで戻るかを見る年になる。

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What Changed

20252026
Positive

Skill Group

全体3位のJeremiyah Love、リーグ最高TE候補のTrey McBrideMichael WilsonMarvin Harrison Jr.、Kendrick Bourne。この組み合わせを他の中堅チームへ移せば、そのチームの評価が一段上がるとまで言われる。LoveはRBプロスペクトとして過去10年でも上位級で、Tyler Allgeierが加わったことでRB陣の下限も上がった。Harrisonが期待外れでも、攻撃全体に才能がないわけではない。

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Negative

Quarterback

Kyler MurrayVikingsへ移り、Jacoby Brissettが先発に入る。Brissettは一定の水準を保証できるQBではあるが、このShanahan/McVay系統のスキームの経験が薄い。3巡のCarson Beckも長期の答えと決まっているわけではない。怖いのはBrissett個人の評価ではなく、シーズンが終わった時に「QBだけ替えればいい」と思えない状態で終わることになる。

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Key Player
Marvin Harrison Jr.
WR · 3RD SEASON · ARI

LoveMcBrideの方が今年の生産性では上になる可能性がある。それでも情報としての価値はHarrisonが最大になる。ここで変わらなければ期待した上限そのものを修正する段階に入る一方、コンデンスとin-breaker中心で明確に伸びれば、この2年の停滞を選手評価ではなく使い方の問題として読み直せる。

Player Profile
Key Coach / Staff
Mike LaFleur
Head Coach · 2026年就任

攻撃側の目線を持つHCが、Rallisの大容量で奇抜な守備を必要なものだけ残して整理できるか、という副次的な効果まで期待されている。最大の失敗シナリオは、Matt LaFleurの弟でShanahan/McVay系という経歴だけの人だった場合。大量に負けること自体より、攻撃の設計に新しいものが何も見えないことの方が悪い1年になる。

Coach Profile
Coaching Staff
Additionsデプス1〜2番手のみ · 右列 = 現在のデプスチャート上の位置
FA / Trade
DTRoy LopezLDT #1
LBJack GibbensMLB #2
1-3Jeremiyah LoveRB · Notre DameRB #1
2-34Chase BisontisOG · Texas A&MIRRG #2
3-65Carson BeckQB · MiamiQB #3
4-104Kaleb ProctorDL · Southeastern LouisianaIRLDT #3
5-143Reggie VirgilWR · Texas TechWR #5
6-183Karson ShararLB · IowaWLB #2
7-217Jayden WilliamsOT · MississippiRT #2
Departures2025年のデプス1〜2番手のみ

Upgrade / Downgrade by Position

↑ Upgrade · ↓ Downgrade
RBUpgrade全体3位Jeremiyah LoveTyler Allgeier。一撃で試合を動かせる選手が足りなかったチームへの直接的な答え。
OLUpgradeIsaac Seumalo加入。Paris Johnson Jr.、Froholdtと組む左側は明確に良くなった。
DLDowngradeCampbellTomlinsonが同時退団。LopezBillingsで数は埋めたが上積みではない。
QBDowngradeKyler Murray退団。Brissettはこの系統のスキーム経験が薄い。
Key Question

WILL THIS ROSTER BE WORTH ADDING A QB TO?

シーズン終了時に「このチームはQBを入れれば戦える」と言えるか。Loveが全体3位に値する違いを生むか、HarrisonLaFleurが生かせるか、Paris Johnson Jr.を中心とするOLが機能するか、若い守備から複数の長期ピースが出るか。ここに十分な「Yes」が出れば、勝敗が4勝でも前進になる。逆に6〜7勝しても、なぜ勝ったのか分からないままなら、再建としては成功と言いにくい。

W01
@LAC
W02
SEA
W03
@SF
W04
@NYG
W05
DET
W06
@LAR
W07
DEN
W08
@DAL
W09
@SEA
W10
LAR
W11
@KC
W12
WAS
W13
PHI
W14
BYE
W15
NYJ
W16
@NO
W17
LV
W18
SF
@ = Away■ Divisional□ Bye (W14)
Strength TimelineY = 対戦相手の2025勝率
.750.500.250
@LAC
01
SEA
02
@SF
03
@NYG
04
DET
05
@LAR
06
DEN
07
@DAL
08
@SEA
09
LAR
10
@KC
11
WAS
12
PHI
13
BYE
14
NYJ
15
@NO
16
LV
17
SF
18
Toughest — W01–03 @LAC / SEA / @SFSoftest — W15–17 NYJ / @NO / LVDivisional cluster — W02・W03・W06・W09・W10・W18Bye — W14
Projection
Record
3-14
Division
NFC West 4位

開幕3試合が@LAC・SEA・@SFで、バイは第14週と遅い。地区に12勝級が2チームいる以上、勝ち数はロースターの実力より日程を映す。測るべきは順位ではなく、2027年にQBを足したくなる状態で終われるかになる。

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