Los Angeles Chargers
HerbertとMcDanielの化学反応は何を生み出すか、「良いチーム」をプレーオフの結果に変える3年目
11-6で2年連続でワイルドカードでプレーオフに進出したJim Harbaugh体制は3年目に入るが、今年は攻守両方のコーディネーターが交代し転機となる。
ファンの期待を一身に背負うのは新たにOCに就任した前DolphinsのHC Mike McDaniel。Justin Herbertを擁しながらリーグ25位に終わったパス攻撃を立て直す役割を担う。最大の論点はMcDanielがHerbertにキャリアで初めて「QBを守ってくれる攻撃構造」を与えられるかどうか。多用するモーションはWRの弱さとランゲームの両方に効果的で、Harbaughが重視するサイズとMcDanielの空間的なオフェンスが噛み合えば、Miami時代とはさらに違う攻撃になる可能性があり過去2年より期待は明確に高い。選手層の不安はインテリアOLに集中している。Zion JohnsonとMekhi Becton、Bradley Bozemanが抜け、補強したC陣もプレシーズンで離脱。Cole Strangeと2巡Jake Slaughterに早くも重圧がかかる。
一方の守備は、ラン3位・パス8位とバランス良く高レベルだったが、その立役者Jesse MinterがRavensのHCに昇格し、後任DCにはChris O'Learyが就く。守備は基本的にMinterと同じスキームだが同じ結果を出せるとは限らず、ベテラン依存が強まっている点も不安材料だ。
誰もが認める能力を持ちながら「プレーオフで勝てないQB」の評価が定着しつつあるJustin Herbert。今年こそワイルドカードの壁を破れるか。
2025 Team Profile
2025 REG · EPA — League percentile · Higher = Better2025年のChargersは守備で勝ったチームだった。EPA/playは守備5位で、ラン守備3位・パス守備8位。一方で攻撃は25位、パス攻撃も25位で、11-6という記録の中身はほぼ守備が作っている。今年OCにMcDanielを迎えたのはこの非対称をそのまま埋めにいくためで、逆に守備側はDCが替わっても同じ数字が出るという前提に乗っている。
View Team Stats →What Changed
2025 → 2026Pass Offense
2025年のパス攻撃はEPAで25位。Herbertが個人で持たせる形から、初めてシステムに預ける選択肢ができる。McDanielのモーションはWRの質を補いながらランの当たり所も変えられるので、攻撃の下限は過去2年より明確に高くなる。Harbaughのサイズ志向と組み合わせれば、Miami時代とは違う形も見えてくる。
View Team Stats →Interior Offensive Line
Zion JohnsonがBrownsへ、Mekhi BectonとBradley Bozemanも抜けた。Cole Strangeと2巡63位のJake Slaughter、Kayode Awosikaで組み直すが、McDanielの攻撃は内側が持たないと成立しない。McDanielへの期待をすべて壊せる最大の構造リスクがここにある。守備側もMinterと同じスキームを使えば同じ結果が出るわけではない。
View Depth Chart →
McDaniel体制のDolphinsは4年間でEPA/dropback .14(5位相当)、エクスプローシブプレー率13.3%(1位相当)。そこへHerbertが入る。前年のChargersは相手のカバー1を28%見せられており(Dolphinsは10.8%でリーグ最少)、モーション使用率も25%対49%。数字の上では、Herbertが一番手をつけられていなかった部分がそのまま埋まる。
Player Profile→
Herbertにキャリア初の「QBを守ってくれる攻撃構造」を与えられるか。モーションはWRの弱さとランの当たり所の両方に効き、Harbaughのサイズ志向と組み合わせればMiami時代とは違う形も見えてくる。ただし内側のOLが持たないと、その設計は全部が机上のものになる。
Coach Profile→Superstars
NFL Top 100 2026 →- LGZion Johnson
- RGMekhi Becton
- CBradley Bozeman
- TEWill Dissly
- DEDa'Shawn Hand
- RTBobby Hart
Upgrade / Downgrade by Position
↑ Upgrade · ↓ DowngradeCAN HERBERT STOP BEING THE ONE WHO SOLVES EVERYTHING?
自分で解決するQBから、構造を最大化するQBへ変われるか。McDanielがTuaでできたならHerbertでもできるはずという見方がある一方、それはインテリアOLが持つ前提の話でもある。良いチームと本当の優勝候補の間にはスターの不足という差も残っていて、今年の合格ラインはプレーオフで1勝することになる。
Schedule
View Game Database →守備の下限は高く、攻撃の下限も過去2年より上がる見込み。ただし地区の上2チームが強く、第3〜5週に@BUF・@SEA・DENが並ぶ。合格ラインは順位よりプレーオフで1勝すること。
- Dalvin Tomlinson — Public domain via Wikimedia Commons
- Cole Strange — Public domain via Wikimedia Commons
- Alec Ingold — Jeffrey Beall. CC BY 4.0 via Wikimedia Commons
- Kayode Awosika — All-Pro Reels. CC BY-SA 2.0 via Wikimedia Commons
- David Njoku — Erik Drost. CC BY 2.0 via Wikimedia Commons
- Kaiir Elam — All-Pro Reels. CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
- Justin Herbert — All-Pro Reels. CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
- Derwin James — All-Pro Reels. CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
- Tuli Tuipulotu — All-Pro Reels. CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons
- Jim Harbaugh — Maize & Blue Nation. CC BY 2.0 via Wikimedia Commons
- Mike McDaniel — Tennessee Titans. CC BY 3.0 via Wikimedia Commons





