指名権が動いた3日間:取引可能な枠の45.7%が一度は移動
記録 | #NFLDraft2012 #DraftTrades #RadioCity #DraftRatings
2012年のNFLドラフトは4月26日から28日まで、ニューヨークのRadio City Music Hallで開催された。
全体1位と2位の行方はドラフト開始前から事実上決まっていたが、その後は大量のトレードが発生した。補償指名を除く、取引可能な221個の指名権のうち、101個が少なくとも一度はチームを移動。その割合は45.7%に達した。
1巡目だけでも、Washingtonが事前に獲得した2位をはじめ、3位、5位、6位、7位、12位、14位、15位、21位、25位、27位、29位、31位など、多数の枠がトレードに関係した。特定の選手を確実に獲得するために上昇するチームと、指名回数を増やすために後退するチームの方針が、はっきりと分かれたドラフトだった。
視聴者の関心も高かった。NFL Networkの3日間平均視聴者数は75万7,000人で、前年から34%増加。ESPNとNFL Networkを合わせた1巡目の平均視聴者数は約810万人となり、当時としては歴代2位の水準を記録した。
出典: NFL draft trade tracker: Details of all the moves (NFL.com) NFL Network sets ratings records for 2012 NFL Draft (NFL.com) ESPN's Second-Highest Rated and Second Most Viewed NFL Draft (ESPN Press Room)
Coltsの新時代:全体1位は予定通りAndrew Luck
Stanford大でプレーするAndrew Luck
Photo: BrokenSphere / CC BY 3.0(Stanford時代、2010年)
解説 | #AndrewLuck #Colts #No1Overall #Stanford
Indianapolis Coltsは全体1位でStanford大のQB Andrew Luckを指名した。
この選択に当日の驚きはなかった。Coltsはドラフト前にLuckを1位で指名する方針を本人へ伝え、Ryan Grigson GMも公に認めていた。
Luckは6フィート4、234ポンドの体格、強い肩、ポケット内での判断、プレーアクション、守備を読む能力を備え、近年で最も完成度の高いQB候補の一人と評価されていた。大学最終年には37TD、10INTを記録し、Stanfordを11勝2敗へ導いている。
Coltsは前年を2勝14敗で終え、14年間チームの中心だったPeyton Manningを3月に放出していた。Manningの後継者を探すというより、フロント、コーチ、ロスターを含めた全面的な再建の中心にLuckを置く判断だった。
全体1位QBに伴う期待は大きいが、Luckの場合、その期待は指名前からすでに確立されていた。ドラフト当日の焦点は、誰が1位になるかではなく、ColtsがLuckの周囲をどのように作り直すかへ移っていた。
出典: Andrew Luck will be Indianapolis Colts' first pick in NFL draft (NFL.com) Andrew Luck selected by Indianapolis Colts No. 1 overall in draft (NFL.com) Colts to announce Manning's release Wednesday (NFL.com)
Washingtonが支払った3年分の1巡指名権:RGIIIを全体2位で獲得
Baylor大時代のRobert Griffin III
Photo: Caesarscott / CC BY 3.0(Baylor時代)
解説 | #RobertGriffinIII #Washington #TradeUp #Heisman
Washington Redskinsは、ドラフトの約1か月半前にSt. Louis Ramsから全体2位を獲得していた。
Washingtonが渡したのは、2012年の全体6位と2巡目39位、2013年の1巡目、2014年の1巡目。指名順位の交換に使った2012年分を含め、3年連続の1巡指名権と追加の2巡指名権を一人のQBへ投じた大型取引だった。
2位で選ばれたのはBaylor大のQB Robert Griffin III。2011年には4,293パスヤード、37TD、6INTに加え、699ラッシュヤード、10TDを記録し、ハイズマン賞を受賞した。
RGIIIは強肩と直線的なスピードを兼ね備え、Combineでは40ヤード走4秒41を記録。ショットガンとスプレッドオフェンスを中心とした大学のシステムからNFLへ適応する必要はあるものの、ポケットの外だけでなく、深いパスでも守備を変えられる能力が評価された。
Washingtonは2000年以降、多数のQBを先発させながらポジションを安定させられずにいた。Mike Shanahan HCとBruce Allen GMは、複数年の指名機会を失うリスクよりも、最重要ポジションの解決を優先した。
出典: Redskins acquire second overall pick in deal with Rams (NFL.com) Robert Griffin III taken by Washington Redskins as No. 2 in draft (NFL.com)
Brownsが4位から3位へ:Trent Richardsonを確実にするため3指名を追加
速報 | #TrentRichardson #Browns #RunningBack #TradeUp
ドラフト当日最初のトレードは、わずか一つ順位を上げる取引だった。
Cleveland Brownsは全体4位、4巡118位、5巡139位、7巡211位をMinnesota Vikingsへ渡し、全体3位を獲得。Alabama大のRB Trent Richardsonを指名した。
MinnesotaがRBを選ぶ可能性は低かったが、Brownsは別のチームが3位へ上がり、Richardsonを先に獲得する事態を避けようとした。複数のDay 3指名権を支払ってでも、ボード上で高く評価していた選手を確実に押さえた形である。
Richardsonは大学最終年に1,679ラッシュヤード、21TDを記録。パワー、バランス、方向転換、パスプロテクション、レシーブを備えた万能型RBと評価されていた。
一方、NFLではRBの選手寿命やポジション価値を巡る議論が強まりつつあった。全体3位だけでなく、追加の指名権まで使う判断は、Richardsonを通常のRB候補とは異なる存在と見ていたことを示している。
Vikingsは4位へ下がった後、当初から有力候補だったUSC大のOT Matt Kalilを指名し、さらに3つの指名権を得た。
出典: Cleveland Browns trade for Minnesota Vikings' No. 3 overall pick (NFL.com) After trading up to No. 3, Browns draft RB Trent Richardson (NFL.com) 2012 NFL Draft trades (NFL.com)
最初の6枠で4件の大型移動:BlackmonとClaiborneを巡る上昇
分析 | #JustinBlackmon #MorrisClaiborne #Jaguars #Cowboys
上位指名の移動は2位と3位だけでは終わらなかった。
Jacksonville Jaguarsは全体7位と4巡101位をTampa Bay Buccaneersへ渡し、全体5位へ上昇。Oklahoma State大のWR Justin Blackmonを指名した。
Blackmonは大学最終年に121キャッチ、1,522ヤード、18TDを記録。圧倒的な直線スピードよりも、強い手、ボールへの競争力、キャッチ後の走力、生産性を評価された。前年に全体10位で指名したQB Blaine Gabbertへ、新たなエース候補を与える動きだった。
続いてDallas Cowboysは、全体14位と2巡45位をSt. Louis Ramsへ送り、全体6位へ一気に上昇。LSU大のCB Morris Claiborneを選んだ。
Claiborneは優れたボールスキルとマンカバー能力を持ち、Cowboysはドラフトクラス全体でも最上位級に評価していた。本人もDallasが上がってくることを予想しておらず、指名には驚きを示している。
これにより、最初の6指名のうち、2位、3位、5位、6位がトレードによって獲得された枠となった。上位候補の評価が固まっていたからこそ、各球団は待つよりも確実に取りに行く道を選んだ。
出典: Jacksonville Jaguars draft Justin Blackmon after move to No. 5 (NFL.com) Morris Claiborne says he blew off Wonderlic (NFL.com) Draft speaks volumes about Cowboys' confidence for 2012 (NFL.com)
1巡目にQBが4人:Tannehillと28歳のWeedenも初日に
分析 | #RyanTannehill #BrandonWeeden #Quarterback #NFLDraft2012
LuckとRGIIIに続き、1巡目ではさらに2人のQBが指名された。
Miami Dolphinsは全体8位でTexas A&M大のRyan Tannehillを選択。Miamiが1巡目でQBを指名するのは、1983年のDan Marino以来だった。
Tannehillは大学入学後にWRとしてプレーした後、QBへ戻った異色の経歴を持つ。大学でのQB先発は19試合にとどまったが、6フィート4の体格、強い肩、運動能力、ポケット外からの投球を評価された。Dolphinsの新OC Mike ShermanはTexas A&MでTannehillを指導しており、オフェンスへの理解も指名を後押しした。
Cleveland Brownsは全体22位でOklahoma State大のBrandon Weedenを指名した。Weedenは高校卒業後にプロ野球へ進み、複数のマイナーリーグ球団を経て大学フットボールへ転向。ドラフト時点ですでに28歳だった。
Brownsは3位でRichardsonを獲得した後、同じ1巡目で新たなQB候補も確保した。Weedenは年齢のため長期的な育成期間を取りにくい一方、大学での経験と肩の強さから、早い段階での先発争いが期待された。
1巡目でQBが4人選ばれたのは2004年以来。4人とも将来的な育成枠というより、早期にチームの攻撃を任される可能性を持つ選手として指名された。
出典: Miami Dolphins tab Ryan Tannehill as No. 8 pick in NFL draft (NFL.com) Cleveland Browns select Brandon Weeden with No. 22 pick (NFL.com) Four first-round QBs in NFL draft have chance to start in 2012 (NFL.com)
全体15位のBruce Irvin:1巡目最大級のサプライズ
速報 | #BruceIrvin #Seahawks #PassRush #DraftSurprise
Seattle Seahawksは全体12位をPhiladelphia Eaglesへ譲り、15位、4巡114位、6巡172位を獲得。15位でWest Virginia大のエッジラッシャーBruce Irvinを指名した。
Irvinの名前が呼ばれた瞬間は、1巡目でも最大級の驚きとなった。Quinton Coples、Melvin Ingram、Chandler Jonesら他のエッジ候補が残る中、Irvinは2日目での指名を予想されることも多かった。
Irvinは大学2年間で22.5サックを記録。Combineでは40ヤード走4秒50を計測し、純粋な初速ではクラス最高級のパスラッシャーだった。一方、6フィート3、245ポンドとフルタイムのDEとしては軽く、ラン守備や役割の限定性が懸念された。
また、困難な家庭環境や高校中退を経て大学へ進んだ経歴があり、ドラフト直前には破壊行為に関する逮捕も報じられていた。
SeattleはIrvinを一般的な3ダウンDEではなく、パス場面で試合を変える専門的なラッシャーとして高く評価した。他チームの順位予想より、自らの守備での役割を優先した指名だった。
出典: Seattle Seahawks take risk on Bruce Irvin at No. 15 in NFL draft (NFL.com) Bruce Irvin: NFL draft day surprise (ESPN) 2012 NFL Draft trades (NFL.com)
Patriotsが2度のトレードアップ:JonesとHightowerを同じ夜に獲得
解説 | #Patriots #ChandlerJones #DontaHightower #TradeUp
New England Patriotsは、保有していた2つの1巡指名権をいずれもトレードアップに使った。
まず全体27位と3巡93位をCincinnati Bengalsへ渡し、21位へ上昇。Syracuse大のDE Chandler Jonesを指名した。
Jonesは大学最終年に負傷で複数試合を欠場し、通算サック数も10にとどまったが、6フィート5、266ポンドの体格、長い腕、成長余地を評価された。複数のフロントを使うNew Englandで、DEとOLBの双方を担当できる候補だった。
さらにPatriotsは全体31位と4巡126位をDenver Broncosへ送り、25位へ上昇。Alabama大のLB Dont'a Hightowerを選択した。
HightowerはインサイドLB、エッジ、DL付近と複数の位置でプレーでき、Nick Sabanの複雑な守備を統率した経験を持つ。既存のJerod Mayo、Brandon Spikesと組み合わせることで、サイズのあるLBユニットを作る狙いがあった。
一つのドラフトで守備の中核候補を二人確保するため、2つの1巡枠をどちらも上へ動かした。New Englandの目的が明確に表れた初日だった。
出典: Patriots trade up for Chandler Jones, Dont'a Hightower (NFL.com) 2012 NFL Draft trades (NFL.com)
Ramsは全体2位を指名回数へ変換:39位でJanoris Jenkins
分析 | #Rams #JanorisJenkins #DraftCapital #Risk
St. Louis Ramsは全体2位をWashingtonへ渡し、2012年から2014年にわたる大量の指名権を獲得した。
さらに、Washingtonから得た全体6位をCowboysへ譲り、14位と2巡45位を獲得。14位ではLSU大のDT Michael Brockersを指名した。
Brockersは大学での先発経験が1年だけだったが、6フィート5、322ポンドの体格を持ち、ラン守備と内側からの押し込みを評価された。Jeff Fisher新HCの下で守備フロントを作り直すための選択だった。
より大きな議論を呼んだのは、2巡目全体39位のCB Janoris Jenkinsだった。
JenkinsはFlorida大で高いカバー能力を示し、純粋なプレー評価では1巡級と見られていた。しかしマリファナ関連の問題を繰り返し、チームから退部処分を受けた後、Division IIのNorth Alabamaへ移っていた。
Ramsは人物面のリスクを認識しながら、2巡目であれば才能に投資する価値があると判断した。全体2位を一人の選手へ使うのではなく、多数の指名機会へ変え、その一部を上限の高い選手へのリスクテイクに充てたドラフトだった。
出典: Redskins acquire second overall pick in deal with Rams (NFL.com) Janoris Jenkins continued problems could be issue on draft day (NFL.com) Janoris Jenkins, Jeff Fisher diss Pacman comparisons (NFL.com) 2012 NFL Draft second-day snaps (Sports Illustrated)
5フィート11未満のQB:Seattleが75位でRussell Wilson
ルーキーシーズンのRussell Wilson
Photo: Larry Maurer / CC BY 2.0(2012年11月)
注目 | #RussellWilson #Seahawks #Quarterback #Height
Seattle Seahawksは3巡目全体75位でWisconsin大のQB Russell Wilsonを指名した。
Wilsonは大学最終年に3,175パスヤード、33TD、4INTを記録し、WisconsinをRose Bowlへ導いた。強い肩、正確性、ポケット外での判断、リーダーシップには高い評価が集まっていた。
最大の問題は身長だった。Combineでの測定は5フィート10と5/8インチ。NFLのポケット内から中央を見るには小さすぎるのではないか、パスレーンが制限されるのではないかという懸念が、評価を押し下げていた。
Seattleは3月にMatt Flynnと最大3年2,600万ドルの契約を結び、Tarvaris Jacksonもロスターに残していた。それでもPete Carroll HCとJohn Schneider GMは、QBルームにさらに競争を加えた。
Wilsonが75位で選ばれたこと自体、当時の記事では驚きを持って報じられた。通常のQBの身体的基準を満たさなくても、試合映像と勝利実績をどこまで信頼するかという判断だった。
出典: Seahawks add another QB, Russell Wilson, in NFL draft (NFL.com) Seattle Seahawks add QB, picking Russell Wilson in NFL draft (NFL.com) Seahawks, QB Matt Flynn agree to three-year, $26M contract (NFL.com) 2012 NFL Draft second-day snaps (Sports Illustrated)
3巡70位でPunter:JaguarsのBryan Anger指名に広がった驚き
珍事 | #BryanAnger #Jaguars #Punter #SpecialTeams
Jacksonville Jaguarsは3巡目全体70位で、California大のP Bryan Angerを指名した。
Pがドラフトされること自体は前例があるが、3巡序盤という順位は異例だった。テレビ中継やSNSではすぐに驚きや批判が広がり、Anger本人もこれほど早く指名されるとは考えておらず、ドラフトパーティーを翌日の土曜日に予定していた。
Angerは強い脚を持ち、大学4年間で平均43.5ヤードを記録。Jaguarsは単なる専門職ではなく、フィールドポジションを大きく変え、守備と攻撃の双方を助けられる選手として評価した。
Mike Mularkey HCは、Pをフィールドへ出す回数は少ない方が望ましいとしながらも、その限られたプレーで試合の位置関係を変えられると説明している。
ただし、まだRussell Wilson、Kirk Cousinsを含む多数のフィールドプレーヤーが残っている段階で、70位をPに使う価値があるかという議論は避けられなかった。Day 2で最も意外なポジション価値の判断だった。
出典: Jaguars pick punter — in third round of NFL draft (NFL.com) Quick Take: Bryan Anger (Jacksonville Jaguars) Jaguars mocked for drafting punter in 3rd round (NFL.com)
RGIIIだけでは終わらない:Washingtonが102位でKirk Cousins
注目 | #KirkCousins #Washington #Quarterback #DraftStrategy
Washingtonは4巡目全体102位で、Michigan State大のQB Kirk Cousinsを指名した。
全体2位のRGIIIを獲得するために複数年の上位指名権を投じたばかりだったため、同じドラフトでもう一人のQBを選んだことには驚きが集まった。
Cousinsは3年間の先発経験を持ち、大学最終年には25TD、10INTを記録。強いリーダーシップ、プレーアクション、ポケットからの判断を評価された一方、身体能力や肩の強さでは上位QBほどの評価を得ていなかった。
Mike Shanahan HCは、最重要ポジションの層を厚くし、競争を作るという考えを示した。RGIIIを中心に据える方針を変える指名ではなく、負傷や適応の不確実性に備えるための追加投資だった。
しかしCousinsにとっては、明確なフランチャイズQB候補が同じ新人クラスに存在する環境からキャリアを始めることになる。Washingtonは一度のドラフトで、異なるタイプの新人QBを二人加えた。
出典: Washington Redskins draft Michigan State QB Kirk Cousins (NFL.com) Redskins draft another QB, Michigan State's Cousins (NFL.com) Kirk Cousins embraces chance to compete with Robert Griffin III (NFL.com)
Alabamaから1巡目4人、全体8人:全米王者の厚いロスター
記録 | #Alabama #CrimsonTide #NickSaban #NFLDraft2012
2011年シーズンの全米王者Alabama大からは、1巡目だけで4人が指名された。
- 3位:RB Trent Richardson/Browns
- 7位:S Mark Barron/Buccaneers
- 17位:CB Dre Kirkpatrick/Bengals
- 25位:LB Dont'a Hightower/Patriots
同一大学から1巡目に4人が選ばれるのは、Alabamaの学校記録に並ぶ結果だった。
2巡目ではLB Courtney Upshawが35位でRavensへ。5巡目ではDT Josh Chapman、CB DeQuan Menzie、7巡目ではTE Brad Smelleyが指名され、3日間の合計は8人となった。
Richardson、Barron、Kirkpatrick、Hightower、Upshawはいずれも守備やランゲームを中心としたNick Sabanのチームを象徴する選手だった。スター選手だけでなく、複数のポジションにNFLレベルの人材を配置していたことが、ドラフトの指名人数にも表れた。
出典: Four Crimson Tide Players Selected in First Round of NFL Draft (University of Alabama Athletics) Chapman leads UA's final-day draftees (BamaOnline)
最初も最後もQB:Coltsが253位でChandler Harnish
珍事 | #ChandlerHarnish #MrIrrelevant #Colts #NorthernIllinois
2012年ドラフトは、Indianapolis ColtsによるQB指名で始まり、QB指名で終わった。
Coltsは全体253位、ドラフト最後の指名でNorthern Illinois大のQB Chandler Harnishを選択。Harnishは「Mr. Irrelevant」の称号を得た。
Harnishは大学最終年に3,216パスヤード、28TDを記録し、さらに1,379ラッシュヤード、11TDを挙げた機動力の高いQBだった。Northern Illinoisでは4年間先発し、大学史上最多のパスヤードとトータルオフェンスを記録している。
最後の指名は、Irrelevant Weekの創設者Paul Salataによって発表された。Harnishはカリフォルニア州Newport Beachで行われる恒例行事へ招待され、パレードやハイズマン賞を逆さにしたLowsman Trophyを受け取ることになる。
Coltsは1位でLuckを選び、253位でHarnishを選択。新体制最初のドラフトを、二人の新人QBで挟む形となった。
出典: Chandler Harnish is Mr. Irrelevant; plenty good awaits (NFL.com) Chandler Harnish had deal in place with Chargers (NFL.com)
上位2枠は予定通り、その後は「待たない」ドラフト
まとめ | #QuarterbackValue #DraftCapital #TradeUp #NFLDraft2012
2012年ドラフトの最初の二人に驚きはなかった。
ColtsはLuckを新時代の中心に置き、Washingtonは3年分の1巡指名権を含む大型対価を支払ってRGIIIを獲得した。最重要ポジションを解決できると判断した時、将来の指名機会をどこまで手放せるかが最初のテーマとなった。
3位以降も、各球団は待つより動くことを選んだ。BrownsはRichardsonのために一つ順位を上げ、JaguarsはBlackmon、CowboysはClaiborneを確保するために上昇。Patriotsは二度のトレードアップでJonesとHightowerを獲得した。
対照的に、Vikings、Rams、Seahawksは順位を下げて追加資産を得た。特にRamsは全体2位を複数年の指名機会へ変換し、Seattleは一般的な予想とは異なる評価でIrvin、Wilsonを選んだ。
ポジション価値についても、判断は大きく分かれた。Brownsは3位と追加資産をRBへ使い、Jaguarsは70位をPに投入。Seattleは身長基準を満たさないQBを75位で選び、Washingtonは全体2位QBを獲得した直後にもう一人のQBを指名した。
取引可能な指名権の約半数が動いた2012年は、各球団が選手を順位まで待つのではなく、自らの評価に適した位置を作りに行ったドラフトだった。
出典: NFL draft trade tracker: Details of all the moves (NFL.com) Four first-round QBs in NFL draft have chance to start in 2012 (NFL.com) Monday Morning Quarterback: 2012 NFL Draft (Sports Illustrated)
